歯並びの種類

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歯並びの種類

2024年5月23日

あなたの歯並びはどのタイプ?

 

歯並びの種類

 歯並びに問題がある状態を不正咬合といい、その種類は11種類前後あります。

全く問題がない状態を正常咬合といいますが、現代の日本人ではかなり少数と言われています。

また複数の不正咬合が、併存しているケースも比較的多くみられます。

あなたは正常咬合でしょうか?それとも不正咬合でしょうか?

0.正常咬合

文字通り正常なかみ合わせです。厳密には正常咬合にも種類があります。

歯の数および形に問題がなく、隙間なく歯並びの調和がとれている、上下の中心線が一致している、前歯の噛み合わせの深さが2㎜程度であるなどの条件を満たしている必要があります。

正常咬合の写真

1.叢生と空隙歯列

叢生(そうせい)は歯が並ぶスペースが足りないため重なっている状態、空隙歯列は真逆でスペースが余っているため歯と歯の間に大きなすき間がある状態です。叢生は歯磨きが難しく、虫歯や歯周病になり易いと考えられます。逆に空隙がある場合も食べ物が挟まり易く、見た目が好ましくないという問題があります。

叢生の写真空隙歯列の写真

2.上顎前突と下顎前突

上顎前突は上顎が前に出ている、俗にいう出っ歯です。唇を閉じるのが難しくご飯が食べにくかったり、口呼吸になり安い、横顔が気になる、自然に口を閉じにくいなどの問題があります。

下顎前突は下顎が前に出ている受け口の状態です。遺伝的な要素が比較的強く、前歯が咬む度に当たるため歯がグラグラしてしまうことがある、見た目が気になるなどの問題があります。

上顎前突の写真反対咬合の写真

3.切端咬合と上下顎前突

切端咬合は咬んだ時に上下の前歯の先端が丁度当たる状態です。下の歯が上に対して数ミリ下がっていて、綺麗に噛み合わさる状態が正常であり、軽度の反対咬合に分類されます。上下顎前突は上下の顎や歯が前に出ている状態です。上顎前突動同様に唇が閉じにくい、ご飯が食べにくい、口呼吸になり易い、横顔が気になるなどの問題があります。

4.開咬と過蓋咬合

開咬とは咬んだ時に、前歯が低くてすき間ができる状態です。前歯で嚙み切ることが出来ない、発音に支障が出る、咬む力が奥歯に集中してしまうなどの問題があります。

過蓋咬合は咬んだ時に前歯のかみ合わせが深く下の歯が見えない状態です。奥歯がすり減り易い、下の前歯で上の歯茎が傷つきやすい、顎関節に問題を起こし易いなどの問題があります。

開咬の写真 過蓋咬合の写真

5.交差咬合

上の歯は前方では前に、側方では外側に咬むのが標準ですが、交差咬合はそれが逆になります。広義で反対咬合も交差咬合に含まれます。奥歯に交差咬合があると、顔面の成長に影響を与えて非対象になることがあります。

6.埋伏歯

歯が自力で出てくることが出来ず、顎の骨の中にとどまっていいる状態です。埋まっている歯が生えてくるべきスペースが残ったり周囲の歯がズレてしまい悪影響を及ぼすことがあります。

埋伏歯の牽引の写真

★埋まっていた左上犬歯を引っ張り出しています。

7.顎変形症

叢生、空隙歯列、上顎前突、切端咬合、下顎前突(反対咬合)、上下顎前突、開咬、過蓋咬合、交差咬合、埋伏歯、顎変形症などがあります。

まとめ

分類の方法によって他にも種類がありますが、あなたはどのタイプでしたか?

不正咬合のタイプによって、適した治療の方法、装置、治療期間が異なります。

適切な治療を受けるために自分がどのタイプかご理解いただき、まずはお近くの矯正歯科クリニックでご相談ください‼