矯正歯科治療の治療費について徹底解説

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矯正歯科治療の治療費について徹底解説

2025年1月24日

矯正歯科治療の治療費について徹底解説

矯正歯科治療は、美しい歯並びと健康な噛み合わせを手に入れるために欠かせない治療ですが、その治療費は高額になることが多く、多くの方にとって大きな懸念事項です。この記事では、矯正歯科治療の費用について、治療方法ごとの目安や保険適用の有無、費用を抑える方法について詳しく解説します。


1. 矯正治療の費用相場

矯正歯科治療の費用は、使用する装置や治療期間、症例の難易度によって大きく異なります。以下は、代表的な矯正治療の種類とその費用の目安です。

1.1. メタルブラケット装置

金属製のブラケットを歯の表面に装着し、ワイヤーで歯を動かす最も一般的な方法です。

  • 費用相場:50万円–80万円程度
  • 特徴:コストが比較的安く、治療効果が高い。ただし、見た目が目立つ。

 

 

 

 

1.2. クリアブラケット装置

歯の色に近いセラミックや樹脂製のブラケットを使用する方法です。

  • 費用相場:70万円–100万円程度
  • 特徴:見た目が自然で目立ちにくいが、メタルブラケットより高額。

 

 

 

 

1.3. 裏側矯正(リンガル、ハーフリンガル矯正)

ブラケットを歯の裏側に装着するため、装置が外から見えません。ハーフリンガルは上顎のみ裏側で下顎はクリアブラケット装置になります。

  • 費用相場:100万円–150万円程度
  • 特徴:審美性が高いが、装置の違和感が大きく、費用も高額。

1.4. マウスピース矯正(インビザラインなど)

透明なマウスピースを用いて歯を動かす方法です。

  • 費用相場:80万円–120万円程度
  • 特徴:目立たず、取り外し可能で清潔に保てるが、適応症例が限られる。

1.5. 子供の矯正治療(小児矯正)

成長期に行う矯正治療で、顎の成長をコントロールします。

  • 費用相場:20万円–50万円程度(第一期治療)。第二期治療を含めると、総額で80万円–120万円程度。
  • 特徴:早期に治療を始めることで、将来的な抜歯を回避できる場合が多い。

1.6. 部分矯正

歯並び全体ではなく、気になる一部を矯正する方法です。

  • 費用相場:20万円–50万円程度
  • 特徴:治療期間が短く、費用も全体矯正に比べて安価。ただし、適応範囲が限られる。

2. 矯正治療に保険は適用される?

矯正歯科治療は、美容目的で行うことが多いため、基本的には保険適用外です。ただし、以下の条件を満たす場合は健康保険が適用されることがあります。

2.1. 健康保険が適用されるケース

  • 顎変形症:上下の顎の骨の位置に著しいズレがあり、手術を伴う矯正治療が必要な場合。
  • 先天性疾患:口唇口蓋裂やダウン症候群などの先天性疾患に伴う歯列不正の場合。

2.2. 保険適用時の費用

健康保険が適用される場合、治療費の自己負担額は3割となります。また、高額療養費制度を利用することで、さらに負担を軽減することができます。

2.3. 自費診療との違い

保険適用治療は治療の選択肢が制限される場合があり、審美的な要素や快適さを重視する場合には自費診療が選ばれることが多いです。これにより、患者のニーズに合わせた治療計画を立てることが可能です。


3. 矯正治療の費用を抑える方法

矯正治療は高額になりがちですが、費用を抑えるための工夫も可能です。

3.1. 矯正歯科医院選び

治療費は歯科医院によって異なります。いくつかの医院でカウンセリングを受け、治療費や支払いプランを比較する方法もあります。ただし治療費が明らかに安い場合は、何か理由があると考えて十分注意する必要があります。治療費が安い場合、装置や治療方法が古い、専門の知識を持っていないドクターが治療している場合が多く、十分な治療結果を得られない可能性が高いことも考えられます。治療費が安いことも大切ですが、治療内容や設備、歯科医師の経験も確認することが大切です。

3.2. 支払方法の検討:分割払い・デンタルローン

一括払いが難しい場合、分割払いを利用することで月々の負担を軽減できます。多くの矯正歯科ではデンタルローンを導入しており、柔軟な支払いが可能です。ローンの金利や返済プランを事前に確認しておくと安心です。

3.3.医療費控除の利用

矯正治療は医療費控除の対象となるため、確定申告を行うことで一部の治療費を還付してもらえます。年間の医療費が10万円を超えた場合が対象となり、交通費も含めて申請可能です。必要な領収書は必ず保管しておきましょう。

3.4.トータルフィーのクリニックを選ぶ

矯正歯科医院でトータルフィー制を採用している場合、患者にとっていくつかのメリットがあります。まず、治療開始時に総額が明確に提示されるため、治療費用が予測しやすくなり、計画的な支払いが可能です。また、治療中に追加費用が発生する心配がないため、金銭的なストレスを軽減できます。さらに、診断料や調整料、保定装置料などが全て含まれるため、治療全体のコスト管理が簡単です。この制度により、治療費に関する不安を減らし、治療に集中することができます。


4. 矯正治療の費用内訳

矯正治療費には、以下のような内訳が含まれます。

4.1. 初診料・相談料

矯正治療を始める前のカウンセリングや診断にかかる費用。

  • 相場:5,000円–10,000円程度

4.2. 検査料・診断料

レントゲン撮影や歯型採取、診断結果に基づく治療計画の作成費用。

  • 相場:20,000円–50,000円程度

4.3. 装置料

矯正装置そのものの費用。

  • 相場:50万円–120万円程度

4.4. 調整料

治療中の装置の調整やクリーニングにかかる費用。

  • 相場:月々5,000円–10,000円程度

4.5. 保定装置料

治療後に歯並びを維持するための保定装置の費用。

  • 相場:20,000円–50,000円程度

4.6. その他

装置の破損や追加治療が必要な場合の追加費用。


5. 矯正治療の長期的なメリットとコスト比較

矯正治療には高額な費用がかかりますが、長期的な健康や美容のメリットを考えると、その価値は大きいといえます。

5.1. 健康面でのメリット

  • 噛み合わせの改善により消化器官への負担が軽減される。
  • 歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが減少。
  • 顎関節症の予防や改善。

5.2. 美容と心理的効果

  • 笑顔に自信を持つことでコミュニケーション能力が向上。
  • 見た目の印象が良くなることで、社会的な評価が高まる。

5.3. 他の選択肢との比較

矯正治療を行わない場合、将来的に歯科治療や手術が必要になるリスクがあり、結果的により高額な費用がかかる可能性があります。早期に矯正治療を行うことで、これらのリスクを軽減できます。


6. 治療費を計画的に準備するために

矯正治療は決して安いものではありませんが、計画的な準備をすることで負担を軽減できます。以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 事前にカウンセリングを受ける:数件の歯科医院で相談し、見積もりを比較する。
  • 支払いプランを確認する:分割払いが可能か、デンタルローンの金利を確認する。
  • 医療費控除を活用する:確定申告で医療費控除を申請し、税負担を軽減する。

まとめ

矯正歯科治療の費用は高額になることが多いですが、治療内容や支払い方法を工夫することで、経済的な負担を軽減することが可能なケースもあります。しかし、治療費が安いことのみを理由にクリニックを選んだ場合、相応のリスクがあり矯正治療のやり直しで余計な治療費がかかってしまうことも現実にあります。また、将来的な健康や生活の質の向上を考えると、矯正治療は大きな価値のある投資と言えるでしょう。この記事を参考に、自分に合った治療法と支払いプランを見つけ、納得のいく矯正治療を進めてください。

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